黒木奈々さん通夜 先輩アナが涙で悼む

 胃がんのため19日に亡くなったフリーアナウンサー・黒木奈々さん(享年32)の通夜が東京都港区の青山葬儀所で営まれ、同じ事務所「セント・フォース」のフリーアナウンサー、江連裕子(38)や中田有紀(42)、お天気キャスター・真壁京子(47)らが弔問に訪れ、早すぎる死に涙した。ファンにも焼香台が用意され、手を合わせた。

 黒木さんも出演していたTBS「ニュースバード」出身の江連が、最後に黒木さんとメールのやりとりをしたのは9月2日。「(胃がんの)手術から1年たって、痛みと闘うのはしんどいでしょう」と送ると、「頑張っても頑張っても大きな壁が次から次に…疲れちゃって。だけど、今後、小さな幸せでもいいから楽しみを見つけようと思います」と返事が返ってきたことを明かした。

 その後、14日にメールしたが返事はなかったという。「常に気遣いを忘れない。本当に優しくて。キャスターとして復活したいと思っていたと思う。続けさせてあげたかった」とキャスター復帰を心の支えに闘っていた黒木さんの胸中を思い、声を詰まらせた。

 「ニュースバード」で共演していた真壁は涙が止まらず。食事をするなど交流があり、「人一倍健康に気を使う人で、優しくて穏やかで…奈々ちゃんが一番悔しいと思う」と唇を噛んだ。

 黒木さんは昨年8月に胃がんと診断され、同9月に手術で胃を全摘出。その後、入退院を繰り返しながら治療を続けた。今年3月30日からは月曜限定でNHK BS1「国際報道2015」のキャスターに復帰したが、7月13日の出演後、体調不良を訴え、入院。今月から自宅で治療に専念していたが、力尽きた。両親に看取られての最期だった。

 所属事務所関係者は、NHKから「病気が治るまで待っている」と伝えられたことを励みに闘病生活を乗り越えてきたことを明かし、「こんな結果になって悔しいと思う」と話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス