９月２４日に胆管がんのため死去した女優・川島なお美さん（享年５４）の通夜が１日、東京・青山葬儀所で降り続く雨の中、しめやかに営まれた。通夜には長年の友人だったタレント・山田邦子や神田うの、ドラマ「失楽園」で共演した古谷一行、舞台でも数多く共演した俳優・川崎麻世、“墓友”でエッセイストの安藤和津さん、作詞家の秋元康氏、俳優・石田純一ら友人、関係者、数多くのファンが弔問に訪れた。

　川島さんが降板したミュージカル「クリスマス・キャロル」（１１月８日～１２月２７日）の代役を務める女優・渡辺めぐみは「（なお美さんは）やりたかったんだと思います。『めぐがやってくれるのはうれしい』となお美さんが言ってくれて…。それで治療に専念できれば、と（思っていた）」と涙が止まらなかった。

　川島さんとは同じ事務所で親交があり、互いに晩婚で「頑張ってきたご褒美だよね」と話していたという渡辺。最後に会ったのは５月のゴルフで「めぐ、頑張ってる？と優しく声をかけてくださった」と突然の別れに号泣。「とにかく千秋楽まで頑張って、皆さんに喜んでもらえる舞台を…」と天国の川島さんに誓っていた。