加藤登紀子 「人間だもの」ぜひ歌って
歌手の加藤登紀子(71)が2日、大阪市内で「ほろ酔いコンサート2015」(12月12~13日、大阪・梅田芸術劇場)のPR会見を行った。歌手生活50周年の精力的な活動を経て、51年目へと踏み出す同公演では11月18日発売のアルバム「百歌百会」の収録曲を中心に披露する予定。
親交があった書家・相田みつをの作品に加藤がメロディーをつけた「人間だもの」は9月30日から先行配信スタート。「抱きすくめられるような感じがして好きな歌。ぜひ、いろんな皆さんに歌ってほしい」と呼び掛けた。昨年11月に亡くなった高倉健さんが古希を前にして加藤が作詞、作曲して贈った「今は恥ずかし夢のなごり」も客前で初めて歌唱する。
兵庫県出身の亡き夫の影響で阪神ファンである加藤は「いつも応援しています。ゲームを見る余裕はないですけど、勝敗は気にしています」という。優勝を逃した今季について「残念ですね」と言いながら「でも、3位を守ってくれればまた復活が」と、昨季同様にCS突破での逆転日本シリーズ進出に期待していた。
加藤も観客も日本酒を飲みながらコンサートを楽しむ恒例の「ほろ酔い‐」は今年で38回目を迎える。沖縄公演(11月28日、ミュージックタウン音市場)を皮切りに東京公演(12月27~29日、よみうりホール)まで、全7都市10公演。