デビュー３５周年の歌手・岩崎良美（５４）が６日、フジテレビ系「ノンストップ！」（月-金曜、前９時５０分）の取材に対して、実母との５０年間の確執と、姉の歌手・岩崎宏美（５６）に助けられたことを告白した。

　「母との相性があまり良くなかった」という岩崎は、実母のことを「激情に駆られやすい人」と表現。「男の子が欲しかった」母から誕生以来うとまれていたと感じ、「私はこの家の子供経ったのかしら」「私なんていらないんじゃないかしらと思ってしまうこともありました」などと、子ども時代のつらかった思いを明かした。

　そのつらさを優しさで埋めてくれたのが姉の宏美だった。芸能界入りも反対されたが、宏美が両親を説得してくれた。

　姉妹２人が芸能界で活躍するようになってからも、母は良美の歌を「聞いていられない」と批判したり、出演したドラマのビデオを消すなどし、コンサートに来たこともなかったという。

　だが２０１１年に結婚した夫が幼少時の写真を見た際、「寂しかったの？よく頑張ったね」と理解してくれたことから「自分の壁が音を立てて崩れた」と確執から解き放たれ、母との関係にも変化が生まれて現在は修復しつつあるという。