又吉 芥川賞賞金で寄贈ユニに部員大喜び

又吉直樹が寄贈したユニホーム
又吉直樹が寄贈したゴールキーパー用のユニホーム。青色基調のものがホーム用、黄色基調のものがアウェー用
2枚

 お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が、芥川賞の賞金約100万円で新調した母校・北陽高校(現関西大学北陽高校)サッカー部のユニホームが16日、大阪市東淀川区の同校に寄贈された。“又吉先輩”からのプレゼントに約70人の部員も大喜びした。

 真っさらな“芥川賞ユニホーム”が届いた。又吉が寄贈したのはえんじ色基調のホーム用と白色基調のアウェー用それぞれ25着ずつ。計50着で賞金ほぼ全額に値する100万円相当の贈り物だという。同校の内田正人教頭は「本当に感謝。(2008年に)学校が合併して1回だけユニホームを作った。それ以降は作れていなかったので」と声を弾ませた。

 新ユニホームは、全国高校サッカー選手権の予選がある25日にもお披露目。同校の田中敦夫校長も「本校にユニフォームを寄贈していただき有難うございます。今後のご活躍をお祈り致します」と又吉の粋な計らいを喜んだ。

 高校時代は左のウイングバックとして活躍した又吉。府代表としてインターハイにも出場した。その一方で、休み時間は小説を読むなど、文学青年の一面を見せていたという。

 7月16日に芥川賞受賞が発表されると、すぐにサッカー部時代の監督だった野々村征武さんに電話報告。賞金でユニホームを提供したいと相談して、この日の寄贈となった。

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