坂口杏里 母・良子さんの最後の言葉
タレント・坂口杏里が16日、関西テレビ「快傑えみちゃんねる」に出演。13年3月に死去した母で女優の坂口良子さん(享年57)の最後の言葉が「家族っていいな」だったことを初めて明かした。
最愛の母の死から2年半。杏里は「心の中で整理がついた今だから言えること」として、母の最後の言葉を明かした。母の容体急変を知ったのは亡くなる2日前。大阪での仕事を終えて新幹線に乗り込む前、兄から「ママが危ないから早く帰ってきて」と連絡を受けたという。
それまでは「やせてはいたけど、がん(横行結腸がん)は転移(の部分も)全部とったから問題ない、と聞いていて、治ったと思っていた」という杏里は、突然の知らせに動揺。病室のドアを開けた時、坂口さんは酸素マスクをつけており、その姿を見て「その場に倒れてしまいました」と明かした。
大病ではないことを強調し、病状について隠していた義父でプロゴルファーの尾崎健夫にも八つ当たり。蹴飛ばすなど病室で暴れたという。しかし母は、ぽつりと小さな声で「家族っていいな」と病室で顔をそろえたきょうだい、夫を見てつぶやいたという。
杏里は「(母は)なんにもしゃべれない、立てない状態だった。(その言葉は)私にしか聞こえてないんです」と話した。