団長安田 来春レース復帰へ練習再開

 お笑いトリオ・安田大サーカスの団長安田(41)が21日、大阪市内で行われた「JAF関西交通安全実行委員会」の総会にゲスト出席し、自転車の交通安全をテーマに特別講演を行った。今年7月のトライアスロンの自転車競技中に転倒事故を起こした団長は“反面教師”として講演を行い、終了後の取材に、2017年のトライアスロン世界大会出場を目指し、来春の国内レース復帰に向け練習再開していることを明かした。

 「今、安全から一番かけ離れた人間です」と自虐ネタであいさつして自転車の安全運行をテーマに講演した団長。7月の事故で頭部を強打した際は、右脳と左脳の間に影が映り、医師から「エイリアンハンド症候群」の恐れがあると診断されたことも明かした。「物忘れだけでなく、脳が乗っ取られたように、無意識のうちに、万引きしたり、人や自分の首をしめてしまったりする症状なんです」。

 医師から運動禁止を言い渡され、経過観察が続いたが、9月に脳に異常はないと診断され、練習再開の許可も出たという。

 練習を中断していたため「今の状態では全然ダメです」と、現在はレース復帰に向け、練習を再開した状況と説明した。来春に国内レースに復帰し、そこからポイントを稼いで、17年の世界大会出場を目指すという。

 団長は事故の10日後に仕事復帰したが、この日は「あんなことやるべきではなかったですね」と、復帰の1週間後に40度の発熱が起こり、その後も仕事中に頭痛に悩まされたことも明かした。「自分で頼み込んで仕事に戻らせてもらったので、やっぱり無理とは言えませんでした」と振り返った。

 事故直後に顔面に負った傷は、専門医の治療を受け、傷跡は残っているもののかなり回復。この日は、左膝にも大きな傷を負っていたことを明かし、仕事復帰後もしばらくは、ドラマ「半沢直樹」の大和田常務(香川照之)のモノマネとして持ちネタにしている「土下座もできなかったんですよ」と明かしていた。

 さいわいに練習にも復帰することができた団長は「命を落としていてもおかしくなかったですからね。物忘れは相変わらずなんですが、これは元々の素質みたいです」と笑顔で語っていた。

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