「おそ松さん」修正理由は「失礼…」
テレビ東京の高橋雄一社長は29日、都内の同局で定例会見を開催。人気アニメのパロディネタを盛り込み、5日の放送開始から賛否両論を呼んでいるアニメ「おそ松さん」(月曜、深夜1・35)について言及。19日に地上波で放送された第3話の内容が、24日のBSジャパンで放送した際に修正されていた点について「オリジナルに失礼な行為だった」とオリジナルへのリスペクト(敬意)が足りなかったことが理由だと説明した。
赤塚不二夫氏の人気マンガ「おそ松くん」に登場した6つ子が成長してからを描いた「おそ松さん」では、さまざまなアニメや映画をパロディー化していることが、いい意味でも悪い意味でも話題となっている。
19日放送の第3話『こぼれ話集』では「それいけ!アンパンマン」を「ほれいけ!DEKAPAN-MAN」とパロディー化。お腹をすかした子供に頭をあげるアンパンマンにならい、“デカパンマン”のパンツの中から踏ん張って出した茶色い「かりんとう」が出てくるなど、ハチャメチャな内容だった。
BSで24日に放送した際には、オリジナルから遠ざけるよう、登場人物のマントの色を変えたり、背景を修正を加えたりしていた。
高橋社長は「地上波の放送終了後に、『修正した方がいいのでは?』と意見が出た。アンパンマンは子供にとって大事なアニメ。オリジナルに失礼な行為だった」と修正の経緯を明らかにした。