ねづっち格闘デビュー戦は健闘も敗戦
「お笑い!バーリトゥード」(2日、立川コロッセオ)
お笑いタレントねづっち(40)が格闘家デビューを果たした。総合格闘家の「超人イリエマン」こと入江秀忠(46)との柔道対決に臨み、2分8秒に縦四方固めの押さえ込みによって敗れた。
柔道3段の腕前を持つねづっちは、金網内で行われた「ガチ」の対戦に勇気を持って臨んだ。序盤は気迫のにらみ合いが続き、入江が奥襟に手をかけると、ねづっちは寝技に持ち込んで抵抗した。
金網からの攻撃も許されるルールで、両者が金網に体をぶつけ合う展開となり、1分過ぎには寝技の掛け合いになった。ここで入江がねづっちの上半身の動きを完全に停止させ、レフェリーから「押さえ込み」のかけ声。1分が経過し、勝負ありのゴングが鳴らされた。
ねづっちは試合後、入江から勝利の雄叫びとともに感謝の深礼を返されて納得の表情。入江から「あなたのように業界のてっぺんに立ちたい。俺には夢があります。夢とかけて…」となぞかけを振られると、すかさず「ととのいました!夢とかけて『漢文』と解きます。その心は『かなはない』こともあります」と、十八番ネタで返した。
控え室に戻ったねづっちは、寝技の際に金網際で痛めた右足首をさすりながら、「ガチでしたね。お笑いバトルのつもりだったのに、ここへ来てから本気でやると聞いてびっくりした」と感想。入江が主宰する格闘技団体キングダムエルガイツとは10月13日に最大2試合の出場契約を結んだが、「それは今日、万が一彼が負けたら次のリベンジも含めてという意味。もういいです。今日がデビューで引退戦にもしてください」と懇願していた。