フジテレビは９日、人気アニメ「ワンピース」の完全オリジナル新作となる「ワンピース～アドベンチャー　オブ　ネブランディア～」（後９・００）を１２月１９日に放送することを発表した。

　「ワンピース」としては初の冬スペシャル。新世界にある“悪魔の実”の能力を封じる“能力者封じの島”と言われる霧の島を舞台に、麦わらの一味が絶体絶命の危機に陥るという、原作で描かれていない完全オリジナルのエピソード。かつてデービーバックファイト（仲間を奪い合うゲーム）でモンキー・Ｄ・ルフィに大敗し、復讐を企てている海賊・フォクシーの再登場と策略、“能力者封じの島”の謎など、みどころ満載だ。

　監督を務めるのは、同作のアニメシリーズ初代ディレクターで、原作者・尾田栄一郎氏が絶大な信頼を寄せる宇田鋼之介氏。映画「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ　デッドエンドの冒険」（２００３年）と「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ　カラクリ城のメカ巨兵」（２００６年）を監督した宇田氏が久々に「ワンピース」を演出する。

　企画の東映アニメーション・櫻田博之氏は「今回の冬のスペシャルは、完全オリジナルストーリーで、ルフィが大活躍する冒険アクションになっています！新世界を行く麦わらの一味の前に現れたのは、ルフィと因縁の深い、あのキャラクター！原作に登場した強敵、フォクシーが登場します！悪魔の実が弱点となる驚きの島での大冒険と大バトルに期待してください！」とＰＲ。フジテレビの狩野雄太氏も「今一度、『ワンピース』の魅力である、仲間との絆、冒険のワクワク感、また実写では出来ない、アニメだから表現こそできる非常識で面白い世界を、ご家族揃ってご堪能いただきたい」と視聴者にメッセージした。

　スペシャルなゲスト声優も登場するといい、クリスマス前の大きな話題になりそうだ。