パリの中村江里子は「家から出ません」
13日夜(日本時間14日朝)に同時多発テロが起こったフランス・パリに在住している、元フジテレビアナウンサーでタレントの中村江里子(46)が14日、自身の公式ブログを更新。無事であることを明かし、心配する声を寄せたファンに感謝した。
中村は「家から出ません」の題でブログを更新。テロ発生前の13日に更新したブログに120件以上のコメントがついていたことから「みなさま、沢山ご心配のメッセージをありがとうございました」と感謝の思いをつづった。
さらに「金曜日の夜、誰もがのびやかに楽しく過ごしていた時に…亡くなられた、怪我をされた方々に心からお悔やみを申しあげます。そして、これ以上の悲しいことが起こらないように…」と沈痛な思いを表した。
中村は00年、フランス人実業家と結婚してパリに移住。すでに現地での生活は約15年になる。現地の様子については「本当に緊迫した状況です」とし、「彼(夫)は出張中で今、アジアにいます。電話があり、少なくとも土曜日は一歩も家から出ないでくれと言われました。パンすらも買いに出るなときつく言われました」と、緊張のまっただ中を生々しく紹介した。
1男2女の母だけに、「テレビのニュース映像はこちらではかなり過激な映像もあるため、子供たちには見せていません。子供たちには状況は簡単に説明をしました。ただ、きちんと状況を説明しなければいけないのですが、方法を間違ってしまうとただただ恐怖心だけを植え付けてしまうことになるので…」と、子どもへの影響を心配する思いも。
その上で「今、私たちが生きている世界では“安全”でいられる場所がなくなってしまったのでしょうか…いつ何が起きるかわからないという緊張感とともに生きていかなくてはならないのでしょうか…政府がパリ市民は動かないように…と声明を出しました。家から出ません」と、恐怖の中で過ごしていることをうかがわせた。