クリス松村がマイナンバー政策を危惧

 タレントのクリス松村が19日、マイナンバーと医療情報のひも付けに警鐘を鳴らした。

 健康保険証とマイナンバーカードを将来的に一体にするという制度の素案が厚労省によりまとめられたという報道を受け、ブログで危機感を表明した。

 マイナンバーと健康保険証機能を一体化することでは、介護や薬の二重投与などのメリットがあるとされているが、クリスは「メリットばかり謳っていますが、ほとんどの国民には、無関係で余計なお世話」とバッサリ。「むしろ、こんな守秘義務が必要なものを、電子化し、マイナンバーとつなげるなどという冒険を運用前から決めてしまおうという考えを持っていること自体に危機感、慎重さのカケラも見られないのではないかと思います」とマイナンバー普及前のタイミングでの軽率なひも付けに反対した。

 さらに「ひじょうに不快なのは、医療情報のことに関し、反発が起きないように『メタボ検診の結果』として法案を通し、すぐに、本当にやりたかったことを追加し始めたこと」と別の話を隠れ蓑にし、後付けで出してきたことを指摘。マイナンバー自体、まだよく国民に理解されていない現状があるため、どさくさ紛れに決めようとする姿勢を「卑怯です」と一刀両断した。

 クリスは「もっと堂々と最初からやりたいことを国民に説明し、理解を得てすすめるべき」とし、国民が知らぬ間に静かに恐るべき事態が進んでいることを訴えていた。

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