田口脱退「悔しい」 3人の説得実らず
4人組グループKAT-TUNの田口淳之介(29)が24日、来春にグループを脱退し、所属のジャニーズ事務所も離れることを明らかにした。メンバーは同日夜、マスコミ各社にファクスでコメントを発表。残る3人で必死で田口の説得を試みたが、芸能活動に対する考え方など溝を埋めることはできなかったことなどが赤裸々に明かされた。グループを牽引してきた亀梨和也(29)は「なぜ今なのか。情けなく、悔しい気持ちです」と偽らざる心境を吐露。残る3人のコメントからは失望や悔しさの思いがあふれ出ていた。06年3月に6人でデビューした同グループは来年10周年を迎える。
【以下、4人のコメント全文】
田口淳之介
「皆様へ
私、田口淳之介は一身上の都合により、ジャニーズ事務所との契約を終了する事となりました。
2016年はKAT-TUNのデビュー十周年を節目にKAT-TUNを離れ、自らの道を歩む運びとなりました。
今まで応援して頂いたファンの皆様、お世話になりました関係者の皆様、スタッフの方々には突然の報告となり誠に申し訳ございません。
KAT-TUNのメンバーとして活動する最後の日まで全力を尽くしますので、何卒、宜しくお願い致します。」
亀梨和也
「この度は、突然の発表。
幾度も、多くの関係者の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして、デビューから10年。様々な思いをさせてしまっているのにもかかわらず支え、一緒に歩んでくださっているファンの皆様。本当にごめんなさい。今の自分としては、どの言葉で気持ちをお伝えすれば良いか、正直分かりません。
グループの一員としては、なぜ今なのか。情けなく、悔しい気持ちです。
ただ、KAT-TUNとして、状況を受け止め、頂いているお仕事に真摯に向き合い、全力で取り組む。これが、今の自分に出来る事だと思っています。ファンの皆様に笑顔になって頂けるよう、残る4人でのKAT-TUNの時間を大切にしたいと思います」
中丸雄一
「本日、皆様にご報告しなければならないことを心苦しく思います。この度、メンバーの田口淳之介がグループから脱退することになりました。この様な結果にならない為に、これまで多くの時間を掛けて話し合いを致しましたが、彼とは芸能活動に対する考えに大きな隔たりがあり、最善を尽くしましたが、その溝を埋めることは出来ませんでした。グループのデビュー10周年を目前にして、前向きなことをお伝えしたい気持ちに反していることや、度重なるメンバーの脱退に、応援してくださっている皆さん、関係者の皆様に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、これまで長く苦楽を共にしてきた仲間が抜けることに非常に深い悲しみを抱いています。田口の今後の具体的なビジョンは聞いておりませんが、これからも田口を温かい気持ちで見守っていただけたら幸いに思います。皆様からKAT-TUNへ変わらぬ応援を頂くために、今後も一層の精進に努めてまいります。」
上田竜也
「これまで僕達4人を愛し応援して下さったファンの皆様、またお世話になっている関係者の皆様には、何度も裏切るような形となってしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
色々あったグループですが、来年10周年を迎えられることは、支えてくださった皆様のお陰だと心から感謝し、更なる高みを目指そうと話し合いを重ねる中で、田口より同じ方向を向いて進めないという話が出ました。本人には何度も説得を試みましたが意志が固く、このようなご報告を申し上げることとなり、自分の力不足を痛感しています。
今、頂いているお仕事を精一杯務め、全力で頑張りますので、何卒宜しくお願いいたします。」