KAT-TUN 脱退の田口との“溝”
4人組アイドルのKAT-TUNの田口淳之介(29)が24日、来春にグループを脱退し、所属のジャニーズ事務所も離れることを明らかにした。メンバーがマスコミ各社にファクスでしたコメントで亀梨和也は「なぜ今なのか」、中丸雄一は「大きな隔たりがある」と失望感をあらわにした。日本テレビの番組「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト!2015」に出演してファンに報告する田口は時折、3人を見たが3人は田口と目を合わさず。田口との間に生じた溝を印象づけた。
KAT-TUNがステージに現れると中丸は両手を背中で組み、やや下向き加減。亀梨と上田竜也は疲れたようにも見えた。
MCの嵐・櫻井翔に促されて田口がマイクを持ってあいさつ。「メンバーには本当に申し訳ありません」と3人を見たが、3人はだれも田口を見なかった。田口は続けて、「関係者の皆様、本当に申し訳ございません」と頭を下げ、ここでもちらりと3人を見た。しかし、やはりだれも田口を見ることはなかった。
亀梨が3人を代表してあいさつ。「本当に申し訳ございません」と頭を下げると3人も深く頭を下げた。
グループを牽引してきた亀梨はファクスで「幾度も、多くの関係者の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。(中略)グループの一員としては、なぜ今なのか。情けなく、悔しい気持ちです」来年に迎える10周年という節目を前にした脱退に疑問を呈した。
中丸雄一は「この様な結果にならない為に、これまで多くの時間を掛けて話し合いを致しましたが、彼とは芸能活動に対する考えに大きな隔たりがあり、最善を尽くしましたが、その溝を埋めることは出来ませんでした」と田口との“距離”の遠さに絶望的なコメント。「これまで長く苦楽を共にしてきた仲間が抜けることに非常に深い悲しみを抱いています」と脱退を悲しんだ。
上田竜也は「更なる高みを目指そうと話し合いを重ねる中で、田口より同じ方向を向いて進めないという話が出ました。何度も説得を試みましたが意志が固く、自分の力不足を痛感しています」とし、中丸と同様、田口との間に生じた溝を嘆いた。