クリス松村、鑑定団に逸品レコード出品
タレントのクリス松村が1日放送のテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」(火曜、後8時54分)にお宝レコードを出品、鑑定を依頼したところ、専門家も驚く逸品であることが分かった。
クリスは少年時代からのレコード収集家で、2万枚以上集めた自身のレコードを使ってラジオの冠番組で紹介している。
そんなクリスが「鑑定団」に持ち出した逸品は、一昨年に65歳で亡くなったミュージシャンの大瀧詠一さんがブレイクする直前の1978年11月に、プライベートレーベルの「ナイアガラ・レーベル」でプロモーション用に制作したと思われる1枚。
大瀧さんが亡くなった際、クリスが番組で特集したところ、感動した遺族から贈られたという。
「私、大瀧さんのレコードはけっこう持っているんですけれど、このレコードは存在自体知らず、『何、これ?』って思いましたね」
収録された楽曲は、「モンスター」というアーチストが歌う「ピンクレディ」という当時大人気だったピンクレディーに捧げる賛歌。作詞・作曲者の「多羅尾伴内」は大瀧さんの別名だという。
クリス自身、大切な一品だから一度も針を置いたことがないというそのレコードをスタジオで初披露した上で、鑑定結果はクリスの「10万円」に対して「20万円」と出た。
鑑定士の里村真和さんによると「大変珍しいレコードです。私、30年中古レコードの仕事をしているんですけれど、実物を見るのは初めてです」と驚き、「モンスター」の中にはシャネルズの桑野信義も入っているという秘話を披露した。
その上で「ジャケットがないタイプなので、現存数が他のプロモ盤に比べるとかなり少ない。中古のレコードというと1万円ついたら高いなって感じなんですが」と、20万円が破格の値付けであることを説明した。