WaTが解散発表 来年2月の握手会で
ウエンツ瑛士(30)と小池徹平(29)によるデュオWaTが6日、デビュー10周年記念ライブを東京・品川のステラボールで行い、解散を発表した。
本編終盤に、ウエンツが「きょうはお知らせをしなければならないことがあります」と前置きし「2月に新曲を発売し、そのリリースをもってWaTは解散となりました」と報告。ファン1800人は突然の発表に「えーっ!」「嫌だー」と騒然となり、おえつやすすり泣きが会場に響いた。
ウエンツもその様子にうつむいたまま涙し、顔をあげられなくなった。小池が「2人で話し合って、解散することを決めたのは最近です。それぞれが思うことあって、何となく解散という話が出た。WaTとして100%出し切るのが厳しくなってきた」と説明。
ウエンツは「今まで1+1が2じゃなくて10や100になると、周りの人に言われていたけど、1と1じゃいけない。個人の力をつけなきゃ、歌や芝居、テレビでみなさんの前に立つことができなくなると思ったことがきっかけ。今まではいつか2人でやればいいと、ぼくはWaTに甘えていた」と思いを吐露した。
その上でウエンツは「ぼくたちの自分勝手な決断を申し訳なく思っています」と謝罪。「未来を明るくするための前向きな決断。みなさんを今より幸せにする」と約束すると、会場からは拍手が起き「大好き!」「ありがとう!」と声援が飛び交った。
WaTは02年に結成し、ストリートライブなどで人気を集め、05年に「僕のキモチ」でメジャーデビュー。同年のNHK「紅白歌合戦」にも出場した。しかし、ウエンツはバラエティー、小池は俳優業と個人活動が忙しくなるにつれ、デュオでの活動は減少。ライブは08年、新曲リリースも10年を最後に途絶えており、10周年ライブでけじめをつけた形だ。
2人は、この日披露した新曲を含む来年2月10日にベストアルバム「卒業BEST」を発売。翌日の11日に東京・竹芝で行われる握手会を持って、活動を終了させる。