大沢樹生 敢えて反論せず
女優・喜多嶋舞(43)が、元夫で俳優の大沢樹生(46)との間に生まれた息子をめぐるDNA鑑定騒動の渦中で、8日発売の雑誌「婦人公論」に独占告白、「息子の父親は大沢に間違いない」と主張した。これに対して大沢が、9日放送のフジテレビ系情報番組「とくダネ!」(月~金曜、前8時)のインタビューに答え「それは喜多嶋舞さんのおっしゃる通りでいいんじゃないですか」などと困惑を押し隠し、重い口を開いた。また喜多嶋の芸能界引退宣言に絡み「芸能界をお辞めになった方なので、子どものために、お母さんを悪く言わないでほしい」と騒動の鎮静化を訴えた。
一連の騒動で、喜多嶋が「婦人公論」で反論した。これを「読ませていただきました」と大沢。「100%、大沢が父親」との反論にも「それは喜多嶋舞さんのおっしゃる、その通りでいいんじゃないですか」と淡々。の中でDNA再鑑定を行うというが、それに対しても「特にないです」とあえて反論はしなかった。再鑑定をするとは明言しなかったが、もし違う結果が出た場合「そのときはそのときで、自分の身の振り方は考えていますんで」と論争は避けた。
そのうえで「喜多嶋さんも喜多嶋さんで守るものがあると思うので…そういうことではないんでしょうか。子どもの母親なわけですから」と喜多嶋の“母”としての立場も思いやった。今回の騒動の渦中にある長男の他にも、現在の夫との間にも子どもを持つ喜多嶋。「いまはどんな状況でも、ネットで見られる時代ですから。子どもがお母さんの悪口とか良くないことを聞くのって、すごく嫌なことじゃないですか」と子どもの心中を代弁した。
また喜多嶋は芸能界引退も表明。それに対し「私はコメントする立場にありませんが」と前置きした上で「とにかく芸能界をお辞めになった方なので、子どものためにもやっぱりお母さんを悪く言わないでほしいとか…そのくらいですかね」とあくまでも母としての喜多嶋の立場を思いやることに終始した。さらに「自宅に報道の方がいらっしゃるのは、近隣住民にも迷惑になりますし、そこはわかっていただきたい」と大きくなりすぎた騒動に、苦渋をにじませた。
大沢が、2人の間に生まれた長男を相手に起こした「親子関係不在確認を求めた実子裁判」は、11月19日に大沢と息子の間には「親子関係なし」の判決が下されたばかり。喜多嶋の所属事務所もデイリースポーツの取材に対し「夏ぐらいに本人から引退の申し出があり、11月いっぱいで契約は切れています」と認めている。