花燃ゆ 大河ドラマのジンクス崩せず
13日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の全話平均視聴率が、2012年放送の「平清盛」と並ぶ大河史上ワーストタイの12・0%(関東地区)に終わったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。因果関係は不明ながら、大河ドラマの題名に「花」が入ったり「3文字」だと大ヒットしにくいとささやかれる“ジンクス”は崩せなかった。
視聴率の記録が残る1963年以降、大河ドラマの題名に「花」が入る作品は4作。63年「花の生涯」(全話平均20・2%)、77年「花神」(19・0%)は、30%超作品が多数あった昭和時代に精彩を欠いた。また94年「花の乱」(14・1%)は、12年に「平清盛」が下回るまで20年近く、大河ワースト記録だった。
一方で、ネット上などでは「花の乱」「平清盛」「花燃ゆ」に共通する題名が“3文字”の作品についても都市伝説が。過去、該当する13作品中、10作品が前年作品の全話平均を下回っており、今世紀に入ってからは全4作品が“前年割れ”している。
こうしたジンクスが存在するからか、最近ではNHK関係者から、朝ドラのヒロインの名前が「“あ行”で始まる作品はヒットする」との指摘も聞かれる。
現在放送中の「あさが来た」(白岡・あさ)をはじめ、「梅ちゃん先生」(下村・梅子)、「あまちゃん」(天野・アキ)、「マッサン」(亀山・エリー)などを指すもの。また「カーネーション」(小原・糸子)、「ごちそうさん」(卯野・め以子)の“みよじが、あ行”でもOKとの説もあるが、最近ではどちらにも該当しない「純と愛」(狩野・純)、「まれ」(津村・希)の2作品が、ややヒットを逃している。