北島三郎 有馬記念でも勝って熱唱へ
馬主としても知られる歌手・北島三郎(79)が14日、都内で、競馬の初G1制覇となった所有馬・キタサンブラック号の「第76回菊花賞 優勝記念祝賀会」を開いた。同馬は、年末の大一番・有馬記念にも出走を表明しており北島は「勝ったら、歌うしかないでしょう。『まつり』を!」と、再びV公約を掲げた。
馬主として50年ものキャリアを持ち、常々「G1を勝ったら、馬場で歌う」と語っていた。10月の菊花賞でG1を制覇。表彰式で「まつり」を歌唱しその夢を果たした。その際には「もう夢がかなったので。これが最後だよ」と話していた。
だが、G1を勝った勝利の喜び、多くの人が祝福してくれた感激が胸に残り、さらに多くの競馬ファンから「有馬を勝ったら、また歌って!」とリクエストが、心に響いた。それで「もし勝てたら、やっぱり歌うしかないでしょう。馬券を外れた人も、それを抜きに、自分がG1を勝ったことを祝福してくれた。それがうれしかったし、胸に一番響いた。その感謝の思いを歌で伝えたい」という。
歌手として、大みそかの紅白で、何度も大トリで歌声を響かせてきたサブちゃん。昨年は、有馬記念当日、中山競馬場の最終レースを所有馬で勝利。関東地区の競馬のトリを飾った。そして今年は競馬界の最後を飾るG1で、勝利と歌声で“大トリ”を飾れるか。注目だ。
またこの日のパーティーには、菊花賞を勝利に導いた北村宏司騎手、有馬記念に騎乗予定の横山典弘騎手ら、歌手で馬主の前川清ら競馬関係者を中心に200人が出席。横山典騎手を壇上に上げ「頑張って!」とエールを送る場面も。
会場では、キタサンブラックの菊花賞優勝記念しこの日のパーティーのために制作した楽曲「夢に向かって」の発表。自ら「♪キタサンブラック~共に走ろうぜ夢を見て」と歌い上げたPVを公開。「この馬と出会って、俺もまだまだ夢を追って頑張らねば!と思った。曲は今のところ発売の予定はないけど、いい歌なので。来年、80歳でヒットを目指そうか!」と、愛馬の活躍に負けないヒットを誓った。