生稲晃子 子供が成人するまでは生きる
乳がんのため右乳房全摘手術を受けたことを公表した女優の生稲晃子(47)が14日、日本テレビ系のバラエティー番組「深イイ話2時間SP」に出演し、闘病の様子を明かした。二度目の再発を告げられたときに医師から最悪の事態を通告され、「子供が成人するまでは生きてなければ」と全摘手術を選択したという。
生稲は2003年に結婚。06年に遥香ちゃんが誕生した。42歳で初めて行った人間ドックで右胸の腫瘍が見つかり、「悪性のがん」と通告されたという。当時の日記に生稲は「人生でこんなに混乱した日はない」「自分がなるとは思ってなかった」と記していた。当時、5歳だった娘に打ち明けると、「ママ死んじゃうの。死んじゃイヤ」と泣きつかれた。
腫瘍は1センチ未満だったことから右胸を保存することを選択。通院での治療が始まった。しかし、1年後、再発。生稲は「怖かったです。死という文字が近づいた」と振り返った。娘は母の異変を感じ、手紙を書き続けた。「ママ、ありがとう。入院がんばって」「色んな事してくれてありがとう。これからは遥香がしてあげる」
しかし、また再発。医師からはついに全摘をすすめられた。生稲は「子供が成人するまでは生きてなければいけない」と手術を選択。2013年、12月に全摘手術を受けた。生稲は「子供がいるから頑張れる。辛いときもあのこがいつもそばにいてくれる」と娘に支えられていることを明かした。