為末氏もぜんそくだった…体験談語る
シドニー、アテネ、北京五輪400メートルハードル出場の為末大氏(37)が17日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「とくダネ!」で、ぜんそくを発症していることが明らかになったレスリングの吉田沙保里に触れ、自身も現役時代にぜんそくに悩まされた過去を明かした。
吉田は、9月の世界選手権前から練習中にせきが止まらなくなり、10日にぜんそくと診断されたと、日本連盟の栄和人強化本部長が明かしていた。
小倉キャスターから「為末さんも現役時代になったことがあるんですって?」と水を向けられると「ぼくも現役の最後に(ぜんそくと)診断されて」と吉田同様、成人してからぜんそくにかかったことを告白。現在は治ったというが、アスリートがぜんそくとなって一番困るのがドーピングだったという。
薬を飲んでいたが「どの薬は大丈夫かとか、いちいち確認しないといけないのがかなり大変だった」と振り返る。また、アスリートの基本である「走る」事に関しても「ひどいともう走れないです。走り終わるとせきが止まらなくなって、次が走り出せない」と、自身の体験談を披露した。
菊川怜から「上手にコントロールすれば、競技は問題なくできるんですか?」と質問され、「薬をきちんと調合してもらって、うまく付き合いながらやっていけばできると思うし、それがルール」とコメント。小倉キャスターも「メダリストでぜんそくの人もいっぱいいますからね」と、決して悲観的ではなかった。