古舘氏会見(2) 何が宮根だは半分ネタ
フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏(61)が、メーンキャスターを務めるテレビ朝日系報道番組「報道ステーション」(月-金曜、後9・54)を来年3月いっぱい降板することが24日、同局から発表された。古舘氏は24日、都内の同局で会見を行い、同番組での思い出を「不自由な12年間だった」と、独特の言い回しで振り返った。古舘氏の会見全文を7回に分けて詳報する。
「10年ひとくくりだなと内心思っておりまして、それまでは学びやに貢献しなければいけない、視聴者の方が第一なんだから、その方々に応えなければいけない、と思ってやってまいりましたけれども、10年を1つの区切りとして、今から2年ぐらい前ですけれども、別の挑戦をさせていただきたいなということで、早川さんにお願いをしました」
「でも、契約があと2年残ってるということで、もうちょっと頑張ってよと言われたのが正直なところでございます。それから2年間、よし頑張るぞって頑張ってまいりまして、今年の夏ぐらいでしょうか。12年を1つの区切りとしてやめさせていただきたいと申し上げて、来年もやってよと慰留してくれたのは本当にテレビ朝日、感謝でございます。うれしいんですけど、固く、12年を1つの区切りと思ったのでやめさせていただきたいというのを了解していただいた次第でございます」
「これは本当に正直なところで、卒業という都合のいい言葉がありますけれども、自分で自主卒業というのはないもので、ただ、やめるということでございます。もし卒業だとしたら、12年間もやってるわけですから、相当留年してることになります。だから卒業というより、やめたいなと思ってやめさせていただくというのが正直なところです」。
-去年にも降板するといううわさがあり、「トーキングブルース」でも否定して続投に意欲を示していたが、心境の変化などは。
「申し上げたように、2年前ぐらいですかね。10年を1つの区切りにしないと視聴者の方にもテレビ局にも申し訳ないと思って、そういうことを内々で相談しておりましたので、そういう意味では、急に何か心情が変わったということはないんですね。去年の10月にトーキングブルースを一夜限りでやらせてもらった時は、舞台でのトークネタですから、何が宮根だばかやろう、何が羽鳥だこのやろうとか言って、俺はやるぞっていうのは、あれは半分ネタですね」