お笑いコンビ、キングオブコメディの高橋健一容疑者（４４）が２６日、都内の高校に侵入して女子高生の制服などを盗んだとして窃盗容疑で逮捕されたことを受け、年末年始の特番シーズン真っ最中のテレビ各局は対応に追われている。テレビ朝日は２７日、収録ずみだった２８日放送の「速報！有吉のお笑い大統領選挙２０１５冬」（深夜０・４０）について、キンコメの出演をカットして放送することを発表した。また、舞台などのイベントは３月末分まで出演取りやめが決まっている。

　有吉は２６日夜、「高橋」と名前こそ出していないが、ツイッターで「こらタコのタコだな。もう。。。」とあきれかえった心境をツイートしていた。

　２６日に放送された本テレビ系「エンタの神様　最強ネタスペシャル」（後７・０）も放送直前に急きょ編集作業を行い、キンコメの出演シーンをカットして放送した。今後も高橋容疑者が出演した番組は、事件の影響を考慮し、収録ずみの番組でも、出演場面をカットする方向となりそうだ。

　ほかにも、高橋容疑者がソロやコンビで出演予定だった舞台は続々と出演取りやめ（中止）が決定している。ソロで出演予定だった１月２９日のライブ「すいているのに相席３．５」は２７日、出演取り消しがホームページで発表された。

　キンコメとして出演予定だった１２月２９日の「年忘れ二日連続スペシャルネタライブ」や、１２月２９日の「東洋館スペシャル寄席」、１月３１日の「ダイナマイト関西２０１５～事務所対抗団体戦～」も出演取り消しが決まった。

　さらに３月５日開催のイベント「爆笑！！お笑いフェスｉｎ泉佐野」、「爆笑！！お笑いフェスｉｎ和歌山」の出演取りやめも事実上、決まった。

　主催者側は２６日の夜に逮捕の事実を知ったといい、「まだ（人力舎の）担当者と話ができていない。ただ、出演は当然あり得ない。代役を立てるかどうか、近日中に調整したい」と話した。同イベントにはサンドウィッチマンらが出演予定。

　なお、ＴＢＳ系「下町ロケット」に出演するなど、俳優として頭角を現している相方の今野浩喜はソロとして活動を続ける。