ひろみと聖子 隣り合ってアニメを熱唱
「第66回NHK紅白歌合戦」(31日、NHKホール)
還暦を迎えた“レジェンド”が、紅白の幕開けをド派手に飾った。郷ひろみ(60)が、1980年以来35年ぶり3度目となるトップバッターとして「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」を熱唱。会場のボルテージを一気に引き上げた。郷の後方にはかつて結婚間近と言われながら破局した松田聖子(53)の姿もあり、軽快に曲にあわせて踊った。
白組のトップにふさわしく、上下純白のスーツ姿。舞台袖から、乃木坂46のメンバーとハイタッチを交わしながらダッシュで舞台上へ。出場歌手全員を背後に従え、鮮やかなパフォーマンス。松田聖子、和田アキ子(63)ら、紅組メンバーもノリノリで盛り上がった。
聖子は郷の向かって左後方で左手にペンライトを持ち、リズムに合わせてふった。笑顔を浮かべて飛び上がったり、両手をあげたりとハイテンション。「2億4千万の瞳」を口ずさむもしぐさも見せ、共演を楽しんだ。
その後、「アニメ紅白」で「鉄腕アトム」を紅組白組が入り乱れて歌うシーンでは、2人は隣り合って楽しそうに歌った。直前の「ゲラゲラポーのうた」では左右に分かれており、どちらともなく近寄ったとみられる。
郷がトップバッターを務めるのは5度目で、77年から80年までは4年連続で大役を担った。また、還暦越えのトップバッターは08年の布施明、07年の美川憲一に次いで3人目。若手が務めることが多い中、エネルギッシュなパフォーマンスはまさに衰え知らずの輝きだった。
今年は歌手としてのみならず、4月にはTBS系ドラマ「天皇の料理番」に出演。24年ぶりに民放の連続ドラマに出演。大いに存在感を示した1年を、華麗なパフォーマンスで締めくくってみせた。