海老蔵 歌舞伎でもコナンとコラボ
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歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が3日、東京・新橋演舞場で、「初春花形歌舞伎」の初日を迎えた。公演の締めくくりに、茶色と黒のかみしもで舞台に上がると、「新年明けましておめでとうございまする。新年の無病息災を願いまして、にらみをご覧に入れます」と正月らしく口上。鋭い眼光を放っている間に幕が降り、万雷の拍手を浴びた。
歌舞伎十八番で7年ぶりの上演となった演目「七つ面」は、日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」とコラボしており、内容を一部アレンジ。海老蔵が本人役で出演し、声優を務めたスペシャル版が9日と16日(いずれも後5・30)に放送されるが、アニメで描かれるキーアイテム「ふたおもての面」を、“逆輸入”で公演にも宝物として登場させた。
演目「弁天娘女男白浪」では振り袖姿の女形に。呉服屋の番頭から「ごひいきの役者はおられますか?市川海老蔵でございますか?」と聞かれ、「だーい嫌い!!」と自虐全開で切り返すコミカルな掛け合いも見せていた。