「報ステ」古舘氏後任に富川悠太アナ
テレビ朝日は8日、「報道ステーション」の4月からのメーンキャスターに富川悠太アナウンサー(39)が決まったと発表した。報道各社にファクスを送った。古舘伊知郎キャスターが3月いっぱいでの降板を発表している。富川アナは12年間、同番組のフィールドリポーターを務め、古舘氏の夏休み中にはメインキャスターを務めており、後任候補として早くから名前が挙がっていた。
富川アナは「背中を追い続けても全く近づくことすら来なかった古舘キャスターからいきなりタスキを繋ぐことになり、まだ現実のものとして受け止められておりませんが、少しでも視聴者の皆様の『役に立てる』よう努力して参る所存です」と決意をコメントした。
富川アナは愛知県出身、横浜国立大学卒。1999年に入社し、04年4月に「報道ステーション」が始まって以来、12年間、フィールドリポーターとして、事件、事故、災害、政治など国内外のあらゆる現場を取材してきた。ジャンルの異なる現場を年間100カ所以上取材し、リポートをこなしてきた“現場を知る男”。
11年からは日曜日の「報道ステーション SUNDAY」でキャスターも務め、安定感やバランス感覚も評価されていた。また、古舘氏が夏休み中には、メインキャスターを何度も務めている。
同局では「現場主義のポリシーそのままに、メインキャスターとなってもフットワーク軽く現場に赴く、新しい時代のニュースキャスターに挑戦します」と期待を寄せている。