竹田圭吾さん今夜追悼番組 津田氏悲痛

 ジャーナリストで編集者の竹田圭吾さん(享年51)が10日、すい臓がんのため亡くなった。月曜ナビゲーターを担当していたFMラジオ局J-WAVEの番組「JAM THE WORLD」(月~金曜、後8・00)は11日、番組内容を変更して放送される。

 4日の放送で竹田さんからのバトンを引き継ぎ、後任の司会を務めることが発表されていたジャーナリストの津田大介氏は10日夜、ツイッターで「ただただ、残念な気持ちでいっぱいです。本当に悲しい」と追悼した。

 竹田さんは4日の放送にも出演。来週(11日)をもって降板することを発表し、「来週のエンディング、ぜひ聞いて欲しいと思います」と休養理由を自らの言葉で伝えることを語っていた。番組では津田氏とのやりとりもあった。

 J-WAVEの公式ツイッターには「ガンであることを発表されてから、毎回容態は大丈夫なのか…?と心にとめながら聴いていましたが、遂にこの日がきてしまったんですね…ご冥福をお祈り致します」「この一週間、竹田さんが明日どんな事をお話になるのか気になっていました。お声を聴く事が出来ずに本当に残念です。ご冥福をお祈りします。」「ハートトゥハートでの被災地への竹田さんの優しさと寄り添う気持ち、本当に嬉しかったです。ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました」などと追悼の声が相次いで寄せられている。

 フジテレビ系「Mr.サンデー」「とくダネ!」などにコメンテーターとして出演していた竹田さんは2013年11月、病気療養を理由にすべての出演番組を一時降板。翌14年2月には早期復帰を果たすが昨年9月、「-サンデー」内でがんを告白。最期までジャーナリストとしての使命を貫いた。一方、闘病でやせ細った姿にインターネット上などでは心配の声が寄せられていた。

 竹田さんは1964年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、スポーツ雑誌で米国プロスポーツ取材多数。1993年に国際ニュース週刊誌「ニューズウィーク日本版」編集部に移り、国際情勢、アジア経済、社会問題等を取材。1998年より副編集長、2001年1月~2010年9月まで編集長を務めた。

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