ささやき女将がテレビ“出演”しアノ話

 2007年、不祥事を起こした老舗料亭の謝罪会見でささやく姿が話題となった「船場吉兆」の元女将・湯木佐知子さん(78)が、12日、フジテレビ系で放送された「アノ話の『じゃない』をスクープ!ジャーナリスト」に“出演”した。

 番組では女優の佐藤仁美(36)がリポーターとなって、事件のその後を取材。現在、大阪の北新地で日本料理「湯木」を経営する次男の湯木尚二さんを訪ねた。その取材中にたまたま佐知子さんから尚二さんにかかってきた電話に佐藤が出て、会話に成功。その場での取材はできなかったが、後日、佐藤あてに「佐藤さん 先日はゆっくりお話できず失礼致しました わざわざご来店を頂き感謝申し上げます 今後とも何とぞ湯木をよろしくお願い致します」という音声メッセージが送られ、これが公開された。

 船場吉兆は、大阪市中央区南船場にあった老舗高級料亭。07年に産地偽装や、食品使い回し、賞味期限切れの問題が発覚し、その年の12月に謝罪会見を行った。会見では長男が報道陣に対応したが、緊張で頭が真っ白になったため、女将の佐知子さんが“ささやく”形で返答内容を指示。この姿が“ささやき女将”とやゆされ、流行語大賞にもノミネートされた。

 結局、船場吉兆は、08年5月に8億円の負債を抱えて廃業。佐知子さん自身も08年10月自己破産に追い込まれ、現在は年金暮らしだという。

 尚二さんは佐知子さんが現在でも常連客の好みなどを覚えていることも明かした。番組のパネラーを務めたホラン千秋(27)は「だからこそもったいない」としみじみ。ヒロミは「余計なことは言わなくていいんだよ。謝るときは、謝るだけでいいんだよ」と自論を展開した。

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