インドネシアのジャカルタで１４日に起こった「イスラム国」によるテロについて、現地で活動するＡＫＢ４８の姉妹グループ、ＪＫＴ４８に所属する近野莉菜（２２）と仲川遥香（２３）がツイッターで「無事」報告した。

　２人のツイッターには事件発生直後から「爆破テロが心配です」「ジャカルタで銃撃ってニュースみた　大丈夫だろうか！」などと心配する投稿が相次ぎ、これに対して近野は日本語とインドネシア語で「ジャカルタで爆発が起こりました。ファンの皆さんから心配の声をいただいてますが、私は無事です。ご心配いただきありがとうございます」と報告。また逆に「ジャカルタのファンの皆さんも無事であることを心から願っています」と現地ファンを心配した。

　仲川もまた「私は大丈夫です！みなさん大丈夫ですか？気をつけてくださいねっ。メンバーもみんな無事です！！！！」「早くみなさんにも会えますようーに」と、被害に遭ったファンがいないかどうかを案じた。

　事件はジャカルタ中心部で１４日朝に発生。自爆など数回の爆発に続いて犯人グループと警官との銃撃戦が起こり、カナダ人とインドネシア人の２人が死亡、２４人が負傷した。犯人グループの５人も死亡し、事件後、「イスラム国」（ＩＳ）が犯行声明を出した。東南アジアでＩＳを名乗るグループによる組織的なテロが起こったのは初めて。

　仲川は０７年からＡＫＢ４８のメンバーとなり、１２年１１月に移籍した。近野は０９年からＡＫＢ４８のメンバーとなり、１４年２月の大組閣でＪＫＴ４８への移籍が発表された。ＪＫＴ４８は１１年にオーディションを実施、国外初の姉妹グループとして同年中に活動を開始した。高城亜樹、野澤玲奈はＯＢで、現在、日本からは近野と仲川がメンバーに名を連ねている。