桂文枝、春団治さんを「赤い人力車で」
上方落語協会の桂文枝会長(72)が15日、心不全のため9日に85歳で亡くなった落語家・三代目桂春団治さんのお別れの会(26日・天満天神繁昌亭)についての会見を大阪市内で行った。
落語専門の定席である天満天神繁昌亭で、故人のお別れの会を行うのは初めて。在りし日の春団治さんの写真を手にした文枝は、“落語家・春団治”の象徴ともいえる赤い人力車を会場に飾り、春団治さんを送るプランを明らかにした。
「赤い人力車は初代春団治さんのイメージだが、三代目(春団治さん)にも10年前、天満繁昌亭が開場した時に赤い人力車に乗ってもらい、私が会場まで引いてお連れした。思い出の人力車で三代目をお送りしたい」と話した。
2006年9月に開場した天満天神繁昌亭で、「上方落語四天王」の中でただ1人、何度も高座に上がって落語を披露した春団治さん。お別れの会もゆかりの深い同所で、一門のほか同協会の笑福亭鶴瓶副会長(64)らも列席して行われる予定という。