さんま SMAP事情2カ月前から
お笑いタレントの明石家さんま(60)が16日、MBSラジオの「ヤングタウン土曜日」(土曜、後10・00)にパーソナリティーとして出演し、解散危機に揺れるSMAPについて2カ月前から事情を知っていたことを明かし、年末に共演した番組が「やりにくかった。時よ早く過ぎろって思った」と述べた。
さんまは番組冒頭からこの問題に触れ、「まだ結論は出てないし、私にもどうなっていくかは知らない」と混迷していることを指摘した。続けて年末にSMAPと共演した日本テレビ系の「さんま&SMAP 美女と野獣のクリスマス」について触れ、「とんでもなくやりにくかった。みんな悩んでいたんでしょう。放送局も事情を知っていたのか、企画がゆるかった」と振り返った。番組のラストで「また来年」というところで、木村拓哉(43)が冗談で「あんのかな…」とつぶやいたことに冷や汗もかいたという。
雰囲気が悪かったことから「時よ早く過ぎろって思った」と述べ、普段ならメンバーの1人が話すとほかのメンバーがどんどんかぶせて話してくるところを、そういうことがなかったという。さんまは「うすうす事情を知っていたからね。本人達は一生懸命やってたけど、空気が伝わる。世間には伝わらないだろうけど」と述べた。
また、グループが解散危機に陥っていることについて「いつ発表するのか」と心配していたそうで、「紅白で発表するのかとか、この2カ月は僕も振り回された」と2カ月前から知っていたことをほのめかした。
さんまはまた、「本人たちもかわいそう。今も結論出ていない。国民的アイドルがこんなことなるなんて」とメンバーの胸中を思いやった。
SMAPを育てたマネジャーと事務所側が対立しているとされることについて「マネジャーと事務所、双方正しい。一方が間違っているということはない」と問題の複雑さを指摘。「芸能界に生きていると大変。結論が出てから言うわ」と述べた。
さんまとSMAPはさまざまな番組で共演している。毎年クリスマス近くに日本テレビ系で放送される「さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル」は1995年から20年以上続いている。フジテレビ系「27時間テレビ」では中居正広(43)との深夜のトークコーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」も00年から続く。02年のフジテレビ系ドラマ「空から降る一億の星」では木村拓哉(43)とさんまが俳優として共演。木村はさんまのことを「おじき」と呼んで慕っている。