あぶ刑事2人の“ルーティン”は健在
人気シリーズが10年ぶりに復活した映画「さらば あぶない刑事」(30日公開)のプレミアイベントが21日、大阪・道頓堀川で行われ、主演の舘ひろし(65)、柴田恭兵(64)が登場した。2人は船に乗って道頓堀に出現。待ち構えたファンは、劇中での2人のトレードマークでもあるサングラス姿で歓迎した。
この日、川沿いに集まったファンは主催者発表で約5000人。船室から姿を現した舘は思わず「すごいね」とニヤリ。続けて「10年ぶりだぜ、イエーイ」とハイテンションで盛り上げた。柴田も登場し「タカ&ユージ」がそろうと会場は大歓声。柴田は「感謝の気持ちを表すために、1人ひとり抱きしめたいっ」とファンをあおり立てた。
道頓堀川沿いには“にせタカ&ユージ風”のサングラス姿のファンがズラリ。東京では見られなかった大阪ノリに舘は「ちょっと異様ですね。でも、ありがとうございます」と苦笑い。柴田は「みんな似合ってますよ」と大喜びだった。
今月12日に東京・新宿歌舞伎町で行ったレッドカーペットイベントでは、スタイリッシュ感を前面に出していた2人だったが、この日は、跳んだりはねたり、投げキッスをしたりとはしゃぎまくった。実はこれは、柴田が前夜に「せっかくだからお客さんをあおろう」と提案していた形だった。
1986年のテレビシリーズスタートから30年、一貫して変わらないのが「柴田がアドリブを出して、舘が応える」という関係性だった。2人そろって大阪を訪れるのは、前作「まだまだあぶない刑事」(2005年)以来だったが、今回のイベントでもやはり柴田に舘が乗る形。タカ&ユージの“ルーティン”は健在だった。