ＳＭＡＰの中居正広（４３）が２３日、ニッポン放送の「中居正広のＳｏｍｅ　Ｇｉｒｌ’ＳＭＡＰ」（後１１・００）に出演した。中居は３曲を選曲。グループの大ヒット曲、「世界に一つだけの花」「「夜空ノムコウ」「ＳＴＡＹ」。騒動については語ろうとしない中居の選曲に、ネット上は「涙が」「不仲なんてありえない」「本当に素敵な人」などと感動の声が広がった。騒動については一言も触れなかった。

　中居は冒頭、「気分的には明けましておめでとう」と言って１分ほどトークをした後、「世界に一つ」をかけた。同曲はグループの解散騒動が明るみになった１３日以降、ファンの間で購買運動が起こったほど、グループにとって象徴的な曲。フルコーラスでかけたあと、ＣＭを挟んで今度は中居は「夜空ノムコウ」とだけぶっきらぼうにつぶやき、同曲をかけた。こちらもフルコーラスだった。

　その後は年末にフジテレビ系バラエティー番組「人志松本のすべらない話」に出演した当時のことを振り返り、「松本さんが気を使ってくれた」などとＭＶＳ（モスト・ヴァリュアブル・スベラナイ）を獲得したことなどを楽しそうに話した。

　続けて、カウントダウンライブで歌って好評だったという「ＳＴＡＹ」をかけた。解散騒動について多くを語ろうとしない中居の無言のメッセージのようにファンの胸には届き、ネット上には「選曲も全部伝わってるよ。不安になってごめんね」「中居正広最高かよ！！」などの声が飛び交った。

　今回の収録日は１９日とみられる。

　解散騒動は１３日に明るみになり、１８日にフジテレビ系で放送された「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」でメンバー５人がそろって番組冒頭で生謝罪。グループが存続することで沈静化を図った。

　中居は１６日のニッポン放送の同番組では「今年は踏ん張る年にする」などと目標をあげていた。この回は騒動が発覚する前の収録だった。