人気アニメ「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ（ワンピース）」（フジテレビ系）２４日放送回のワンシーンがアニメファンの間で話題になっている。現在ストーリーが進行している「ドレスローザ」という王国の前王「リク・ドルド３世（リク王）」が国民に演説するシーンが登場したが、ＳＦアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」に登場したギレン・ザビの演説と“だぶる”というものだ。

　この日の放送回では、現在のドレスローザ王であるドフラミンゴが国土に仕掛けた“鳥かご”という檻により、国民の命が風前のともしびとなっている状況が描かれた。主人公のルフィがドフラミンゴを倒すまで国民の希望をつなぐため、リク王は深みのある声で「これは夢などではない」、「あと数十分、生き延びてくれえっ」と絶叫した。

　ギレン・ザビは「ガンダム」で主人公と敵対するジオン公国のリーダー。「あえて言おう、カスであると」、「私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。なぜだ」といった演説に登場する名ぜりふが多数ある。

　実はリク王の声優はギレン・ザビと同じ銀河万丈が務めており、国民への演説というシチュエーションが同じことから両者のイメージが重なったと考えられる。ツイッター上では「リク王の演説がギレンにしか聞こえん」、「ギレン総帥の演説がよみがえりました」というファンの声が相次いだ。