ディーン出演の「あさイチ」が高視聴率
NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で、大人気となった俳優ディーン・フジオカ(35)演じる元薩摩藩士・五代友厚が史実どおりに生涯を閉じた22日放送回の直後に放送され、フジオカが生出演したNHK「あさイチ」(月~金曜、前8・15)の視聴率が、関東地区で17・1%を記録したことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。
「あさイチ」の前4週平均は12・1%で、これを大きく上回り“五代さま”への注目度の高さをうかがわせた。
朝ドラで、甘いマスクと誠実な人柄で人気が爆発した“五代さま”を中心に物語進行した第16週「道を照らす人」(18日~23日)の週間平均視聴率は24・5%の高数字を記録。病状が悪化した五代が、訪ねてきたヒロイン・あさ(波瑠)と昔話を語り合い、それでも自身が経済の礎を築いた大阪の街への想いを前向きに語りながら生涯を閉じた22日放送分は24・0%だった。
その直後に「あさイチ」に出演したフジオカは、有働由美子アナウンサーが何度も涙をぬぐい「3月まであるんだから、2月まで登場させればいいのに」と早すぎる最期を惜しむと、「大きな愛、一ファンというか、五代さんの魅力に触れられてうれしかったです。これまでの生き様がシンプルに見える侍だと思います」と振り返った。