“号泣元県議”カツラ疑惑は解明困難
政務活動費をだまし取ったとして詐欺罪などに問われるも、昨年11月の初公判をドタキャンした“号泣県議”こと元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)の“やり直し初公判”が26日、神戸地裁で開かれた。
野々村被告が“公の場”に姿をみせるのは、世界の失笑を買った2014年7月の「号泣釈明会見」以来、1年半ぶり。スーツにネクタイ姿で法廷に姿をみせた野々村被告は、頭髪が“スキンヘッド”に。体型は胸も肩も尻も太もももぱんぱんに張り、スーツがきつく見えるほど全体に巨大化した印象をもたらし、法廷にどよめきが走った。
野々村被告を巡っては14年の号泣会見当時、フリーの山本浩之アナウンサーのもとに「野々村被告はカツラではないか」と“真贋”を尋ねる問い合わせが殺到したことを山本アナが明かしていた。同アナが以前、テレビ番組でカツラ告白をし、カミングアウトしたことにちなんだものだった。
当時“鑑定力”に自信をみせた山本アナは「ズラだとしたら、大変、上手ですね」と鑑定していたが…。この日、スキンヘッドで現れた野々村被告の前頭部は、やや後退気味の印象もあり、頭髪がばっさりなくなったことで“疑惑解明”は困難となった。