フジ社長 SMAP謝罪「感謝したい」
フジテレビの亀山千広社長(59)が29日、都内で会見を開き、18日に生放送された同局の「SMAP×SMAP」について言及した。「番組を前に進めていけるという実感をしたことは事実ですので、5人には感謝したい」と語った。
当時の局内の状況を、亀山社長は自身も含めて、「一連の報道が出た時から製作スタッフ一同が不安になっていたと思います」と振り返った。その上で、「5人が事務所とスタッフとの協議の上で、自分たちの言葉でしゃべることを放送すると決めたことに関しては、ファンの不安を5人が考えてくれて、ファンや番組に対しての愛を感じました。それについて感謝したい」とSMAPの決断に敬意を表した。
また、番組の今後については「番組を前に進めていけるという実感をしたことは事実です」と今後も番組を継続できることを喜んだ。また、ドラマ「若者のすべて」でプロデューサーの立場で木村拓哉とはタッグを組んでいるが、今回について相談は「一切、ありませんでした」とした。
謝罪放送では、冒頭に木村が「このままの状態だとSMAPが空中分解になりかねない」などと状況を説明し、他のメンバー4人が次々に謝罪。締めくくりもリーダーの中居正広ではなく、木村が「ただ前を見て進んで行きたい」と結んだこと、また、草なぎ剛が「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、今僕らはここに立ててます」と内幕の一部を語ったことで、ジャニーズ事務所からの退社を考えた4人が“さらし者”のように扱われたのではないかという指摘が上がっていた。