安田顕の脇役の心得 ブレーク実感なし
俳優の安田顕(42)が30日、都内で行われた主演映画「俳優 亀岡拓次」の公開初日舞台あいさつに、女優の麻生久美子(37)、横浜聡子監督(37)、原作者の戌井昭人氏(44)とともに登場した。
15年は大ヒットドラマ「下町ロケット」での好演で話題となり、映画賞の助演男優賞にも数多くノミネートされるなど、味のある脇役として大ブレークした安田。だが、その実感を問われると、「ノミネート・ブレークっていうのは、休憩って意味ですからね」と、照れ隠しからかオトボケ回答。さらに「もうちょっと感じさせてくれよと思いますね。今日、渋谷から新宿まで山手線に乗ってきたんですけど、ひとつも気づかれなかった…。実感はございません」とぼやいた。
安田は今作で、名脇役とされる俳優という、自身と重なる役を演じている。“脇役の心得”については「他の人の邪魔をしない、平身低頭に、なんとなくそこにいる。そこですね」と回答。すると麻生も「撮影中はこんなに面白い人じゃなかった。本当に『なんとなくいる』っていうか、セットの一部みたいな感じでした」と笑いながら話した。