岩佐美咲 AKB卒業を電撃発表

 AKB48のメンバーで、演歌歌手の岩佐美咲(21)が30日、東京・浅草公会堂で、初のソロコンサート「岩佐美咲ファーストコンサート~無人駅から 新たなる出発の刻」を開催。AKB48からの卒業を電撃発表した。卒業の時期は未定。

 AKB48の総合プロデューサー・秋元康氏(57)も見守る中、エンディング直前で岩佐は「1つ自分の中で、決めたことがあります。私、岩佐美咲は、AKB48を卒業します」と発表。客席を埋め尽くした1000人のファンは「えーっ!」と驚きの叫び声を上げた。

 岩佐は「泣きたくなかったんですけど…」と涙も浮かべつつ、「やっぱりAKBだから応援して下さってる方が多数だって、やめると厳しい状況になるってわかってるんですけど、自分で、演歌の道で一本でやっていきたいという意思が、歌わせていただくたびに強くなっていって、こういった決断をさせていただきました」と、コンサートのタイトル通り、21歳の誕生日当日に「新たなる出発」を宣言した。

 終演後には報道陣の取材に応じ、「演歌歌手としてデビューできたのもAKBに入ったからで、本当にすべてAKBのおかげというか…。本当に感謝しています」と神妙な表情。「そんなAKBを飛び出すことで、すごく不安もありますけど、それ以上にすごく楽しみな気持ちです」と意気込みを口にした。

 卒業を決めたきっかけとしては、「特にないんですけど、演歌の活動をやっていくにつれて、一本でやっていきたいなって去年の夏ぐらいから思ってて…」と説明。AKB卒業で、従来のファンが離れる可能性にも言及し、「それが不安で不安でしょうがないんですけど、そこは自分の実力で、もっともっと応援したいって思ってもらえるライブをいっぱいすることが、私にできることだと思うので…」としつつ、「(去っていくファンに)今日で会うのが最後なのかな、って思うと寂しかったですけどね」と冗談めかして話した。

 ステージでは、6日発売の新曲「ごめんね東京」など21曲を熱唱した。中盤ではAKB時代の同期で、昨年6月に卒業した松井咲子(25)がゲストとして登場。松井のピアノ伴奏で岩佐が歌うコラボを2曲披露し、互いに「これが夢だったよね」と喜び合った。

 岩佐は08年、AKB48の7期生のオーディションに合格し、10年7月に研究生からチームAに昇格。11年4月に演歌歌手を志して現在の事務所に移籍し、12年2月にシングル「無人駅」で、AKBメンバーとして3人目のソロデビューを果たした。

 AKB48の選抜総選挙では、12年の33位が最高。シングルの選抜メンバー入り経験はないが、高い歌唱力に定評があり、12年の「第45回日本有線大賞」では「無人駅」で新人賞とロングリクエスト賞を受賞。14年1月発売の3rdシングル「鞆の浦慕情」では、10代の演歌歌手として27年7カ月ぶりとなるオリコン週間ランキング1位を獲得した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス