紳助さん語った 『鑑定団』石坂の意味
テレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」(火曜、後8時54分)の降板を巡り、プロデューサーとの確執が報道された石坂浩二(74)について、長年一緒に番組司会を務めてきた島田紳助さんが1日、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で、「石坂さんなしで番組(鑑定団)は成功しなかった」と感謝のコメントを発表した。番組には石坂の力が不可欠と思い、自身のギャラを折半にすることを申し出、石坂に出演依頼したことなどの秘話も明かされた。
「鑑定団」は1994年4月、島田さんと石坂の司会でスタート。新機軸が視聴者に受けてテレビ東京の看板番組となり、数々の賞も受賞した。島田さんは2011年、芸能界を引退。番組司会も降板し、今田耕司が引き継いだ。
島田さんは今回、取材という形ではなく、芸能リポーター・井上公造氏の“友人として”話をした、としており、「ミヤネ屋」でコメントを発表することに関しては了承したという。
番組でコメントはパネルの形で紹介されたが、まずチーフプロデューサーと石坂とのトラブルについては「記憶は定かではない」とした。
そして、島田さんがテレビ東京では初めてのレギュラー番組である「鑑定団」に出演するに当たり、島田さん自身には骨董品などの知識がないことから「成功させるためにはどうしても石坂さんの力が必要」と主張。番組の予算がなかったところを、自身のギャラを石坂さんと折半することで出演依頼し、快諾を得たという秘話も明かされた。
そんないきさつから、島田さんは「僕から確実に言えることは、石坂さんなしではあの番組の成功はなかったということ。僕だけでは単なるバラエティーで終わっていたと思います。石坂さんには番組に品位と格を付けていただきました」と語り、今でも石坂には感謝しているという。
22年間、「鑑定団」の司会を務めてきた石坂は3月末で番組降板、4月からBSジャパンで始まる「開運!なんでも鑑定団・極上!お宝サロン(仮)」の司会に就任する。