五代さま、「あさが来た」に再登場
NHK連続テレビ小説「あさが来た」(月~土、前8・00)で大人気となりながら、今年1月22日の放送分で亡くなった“五代さま”が2月22日に復活することが4日、分かった。同日、大阪市内で行われたNHK大阪放送局の局長定例記者会見で明らかになった。
俳優のディーン・フジオカ(35)が演じる元薩摩藩士・五代友厚は物語の上ではすでに亡くなっている。22日の放送では波瑠(24)が演じるヒロイン・あさの夢に登場する。ある事情でピンチに陥ったあさが眠っている時に、自身を助けてくれた3人の人物の夢を見る。祖父の今井忠政(林与一)、義理の父の白岡正吉(近藤正臣)、そして五代だ。夢の中では、元気だった五代が日本中を飛び回っていた時期に久しぶりにあさに会うという場面が展開。あさがその姿に励まされるという。
もともとストーリー上で決まっていたシーンで、すでに収録も終えている。ただ、予想以上に五代さま人気がヒートアップしているとあって、NHKの佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサー(EP)は「(五代の)再登場する理由は、視聴者の方の反響が大きかったのと、元々の予定にあったのと半々です。ドラマでこれだけリアルに反響をいただけるのは久しぶりです」とニンマリ。まだまだ“五代さまロス”が続いている中で、絶妙のタイミングでの復活となりそうだ。
正籬(まさがき)聡局長も「(五代が会頭を務めた)大阪商工会議所の方だけじゃなく、いろんな方から『五代さん死んじゃうの?』と言われました」と笑顔。五代の再登場で好調な「あさが来た」の視聴率もさらにアップしそうだ。