長嶋一茂も清原容疑者と絶縁状態だった
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(50)が5日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、2日に逮捕された清原和博容疑者について、「逆転満塁ホームランというのは相当難しいと思う」と厳しくコメントした。
一茂と清原容疑者はともに巨人OBとなるが、「清原君が巨人を辞めるときに私が清原君と接触したときがあった。内容はしゃべれないが、そこから距離が離れていった」とし、薬物疑惑が報道された2年前にはすでに話もしない仲だったという。
だが、清原容疑者最後のテレビ出演となった1月24日のフジテレビ系「ワイドナショー」では共演することとなり、清原容疑者は一茂のもとへあいさつにやってきたという。「何年も話もしなかったけど、あいさつにきて元気になっていて、あー、よくなったなと思っていた」といい、「一時テレビから遠ざかっていたけど、またこうやって出てきているから疑惑は払拭された、というか、そういう事実はなかったんだなと思って安心して、番組で掛け合いというか話をした。そのときに変な雰囲気は感じなかった」と証言した。
出演コーナーが終わると、清原容疑者はきちんと目を見てお辞儀をして出て行ったことに一茂は安堵していたという。「ぼくは叱咤激励レベルではなく、ある事例についてかなり批判的なことを言ったんだけど、普通に笑顔だったので、精神的に落ち着いていたと思っていた」と当時の様子を振り返った。
最後にライバル・桑田真澄が「人生の逆転満塁ホームランを」と言った言葉を引き合いに出し「桑田君の心情でそういったのかもしれないが、ぼくは正直相当難しいと思う、厳しいようだけど。だってそういう世界だもん。薬物に手を出しだのだから。子供たちのあこがれとかもあった。残念とかのレベルじゃない」と沈痛な面持ちで、野球界の後輩を断じていた。