小泉エリ 周囲に隠し7年交際
好角家として知られるアイドルマジシャン小泉エリ(33)と安治川親方(30=元幕内土佐豊)の婚約会見が8日、都内の時津風部屋で行われた。約7年の交際を実らせゴールイン。相撲番組などに数多く出演している小泉だが、交際が公になると、親方にも迷惑をかけると思い、周囲には交際をほとんど伝えずにきたことも明かした。
付き合い始めたのは09年の初場所のころ。知人を通じ、番付表を現役時代の安治川親方から小泉に届けていたところから、直接やりとりをするようになったことがきっかけとなった。同年名古屋場所のころに2人で会うようになった。
関西で活動している小泉と、相撲部屋が東京にある親方とは遠距離恋愛となったが、デートを重ねるうちにお互いの魅力にひかれていった。安治川親方は「優しいんですけど、自分も現役中にいろいろ(けがが)あって、変わらず(接してくれた)。そういうところにひかれました」。小泉も「力士の中では体が大きい方ではなかったんですけど、大きな相手に、果敢に真っ向勝負にいかれるところにひかれました」と語った。親方は小泉の下の名前である「エリ」と、小泉は親方の本名から「祐哉くん」と呼びあっているという。
プロポーズは今年の初場所に親方が引退を表明した後、小泉の両親にあいさつをしてから「結婚してください」と告げた。夫婦としての暮らしは春場所後に。結婚式は秋場所後を予定している。
親方は相撲ファンのイメージでは無口な印象を持たれているが、2人でいる時は「結構、口数は多い。普段は明るいです」(小泉)。ただ、交際中は食事中であっても突然、「7時までにモンスターを倒さないといけない」と言いゲーム「モンスターストライク」に没頭してしまう、というエピソードも。一般的には女性が激怒してしまいそうな状況だが、小泉は「ネット上でのおつきあいというか。アイテムをゲットするために頑張っていらっしゃって」と優しく見守っていたという。
小泉は、NHK相撲中継など、数多くの相撲関連番組に出演してきたが、関係がばれてしまうと「まわりの方やご自分も精神的にきつい部分があったのかなと思っていた」とほとんど周囲には伝えずに交際を続けたという。その姿は「スー女」のかがみ。本職よろしく、見事なイリュージョンを決めたようだ。