今井絵理子 歌と両立…SPEED継続

 今夏の参院選に自民党から比例代表で立候補することが決まった女性4人グループ、SPEEDの今井絵理子(32)が9日、東京・千代田区の同党本部で会見し、出馬を表明した。白いスーツ姿の今井は、緊張した面持ちで「今回立候補を決意しました。今井絵理子です」と手話を交えてあいさつ。長男(11)に聴覚障害があり、「明るい希望を持てる社会作りをしたいと思いました」と同様の境遇を持つ人々、障害を抱える人々への政策を拡充したいと決意したことなどを語った。

 ひざが隠れる丈の白いスーツに白いパンプス。最初から最後までほぼ手話を交えた会見では、地元の沖縄県が抱える基地問題についても言及した。「基地の負担を軽減したいということは皆さん同じ、共通の思いだと思っています。私は自分の目で見て沖縄の方々の声をきちんと聞いて、真剣に取り組めたらなと思います」と真剣な表情で語った。

 沖縄アクターズスクール出身。中学1年だった96年8月、女性ボーカル&ダンスグループ「SPEED」のメンバーとしてデビューした。12歳だったが、当時からしっかり者。インタビューなどではしっかりしたコメントを発していたのが今井だった。小学生だった島袋寛子(31)をはじめ、デビュー時の平均年齢は13・5歳。グループを束ねる存在だった。

 SPEEDは2000年に解散し、08年に再結成。SPEEDの活動については「ファンの方々もいると思います。(今年はデビュー)20周年でこれから歌も一緒に両立させながら歌い続けていきたいと思います」と今後も継続すると明言。「歌の力も役に立つと思っております」と歌手との“二足のわらじ”も宣言した。

 メンバーとも出馬を相談したといい、「エリが決断したことだったら私たちは応援する」と後押しを受けた。「(そう)言ってくれたことが笑顔に表れていると思います。メンバーのみんなありがとう」と感謝した。

 会見中はファンに対してのメッセージ、SPEEDのメンバーに対しての言葉以外は、ほぼ全て、自分自身で手話に通訳して伝えた。会見後の写真撮影では、自ら手話で「I LOVE YOU」のポーズ。ホッとしたのか笑顔で白い歯を見せた。

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