つるの“イクメン”ブームに懸念
育児休暇中に女性タレントとの不倫疑惑を報じられ、12日に議員辞職を表明した自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=の騒動が波紋を呼んでいる。“元祖イクメンタレント”のつるの剛士(40)がツイッターで懸念を示し、改めて“イクメン”“育児休暇”に対する自身の考えを記した。
今年6月上旬に第5子となる男児の誕生を控えているつるの。芸能界を代表する子だくさんパパで、“おバカブーム”で人気絶頂だった10年1月から2カ月間、育児休暇を取得したことでも知られる。イクメンブームの火付け役でもあり、10年12月に「イクメン」が流行語大賞のトップ10入りを果たした際には、「イクメン」代表として受賞した。
つるのは、“イクメン議員”の不倫疑惑が世間を騒がせた11日、ツイッターで「以前とらせて頂いた育休。ただ『育児休暇』というワードにどうも馴染めなくて(イクメン含め)個人的には日頃育児に関わる妻の心情を知り理解する期間『妻助休業』若くは仕事の基盤である家庭を整える『家庭月間』の方がしっくりくる気がするなあ。とても生産的、建設的な休業でした☆」と誠意をもってコメントを記した。
翌12日にもツイッターを投稿。「僕が以前からずっと懸念し続け各所で訴え続けていた『イクメン』『育休』のワードだけの一人歩き現象。。」と“イクメン”がブームのようになっていることに懸念を示してきたことをツイート。「僕は別にイクメンになりたくて育児しているわけでも、育児休業を取得したわけでもありません。僕は『イクメン』なんかじゃなく、普通の父親、愛しの妻の夫、一家を守る主人です。」と改めて、自らのスタンス、妻の出産にあわせて休暇を取得した理由を説明した。
さらに、ファンからの“イクメン”“育児休暇”に関するコメントに「当たり前のことが当たり前にできる社会づくりを目指して微力ながら当たり前に精進します」「メディアや風潮が作りだす激しい川の流れの中でいかに流されない岩になれるかが大切ですね」などと返信していた。