辻仁成、息子共々画料断る「絶対ダメ」
作家でミュージシャンの辻仁成が20日に出版する「息子に贈る言葉」(文藝春秋社)で、表紙にイラストを描いている長男・十斗君(12)に出版社から画料支払いの申し込みがあったものの、辻、十斗君共にこれを断った。辻が17日、ツイッターで明かした。
「息子に贈る言葉」は中山美穂との離婚後、辻が1人でパリで育てている十斗君との5年間の軌跡をつづったエッセイ。
見本が16日に届き、その後出版社から十斗君への支払いの申し出があった。
しかし辻は「丁重にお断りし、もしお気持ち頂けるならスケッチブックか絵本をお願いします」と返事した。後で十斗君にも確認したところ、やはり「絶対ダメ、プロじゃないから」と、父と同じ考え方だったという。
ずっとパリに住んでいて日本語、取り分け漢字が苦手な十斗君は、見本の本を読むのにも手こずり、ひらがなを拾い読みする状態だった。そこで辻が、2人で暮らし始めた2010年の冒頭部分を読んであげると、十斗君は「黙ってしまい、よく見たらちょっと目が赤かった」という。