日航機事故、TV局常務がスクープ映像
北海道の新千歳空港で23日に発生した日航機のエンジン発煙事故で、搭乗していた北海道テレビの五ノ井敬二常務取締役が機外へ脱出した搭乗客のスクープ映像を撮影、24日にかけて、系列各局のニュース報道で使用された。
日航機は午後3時10分ごろ新千歳発福岡行きのJAL3512便で、離陸しようとした際に右エンジンから出火し緊急停止した。機内に煙が入り込んだため乗客159人、乗員6人が脱出用シューターを使って脱出した。
その際の機内のパニックの様子は、一般乗客が撮影していた動画でも伝えられた。
五ノ井常務は機外で、乗客が次々と積雪している滑走路へ滑り降りる姿を撮影。また、避難を終えた客は横殴りの雪の中、寒そうにたたずんだり、携帯電話で誰かに電話している様子も。
五ノ井常務はインタビューに対して、当時の様子を「脱出をしている時に、若い女性の声は多少怖がって声を上げている部分は聞こえていました」などと答えている。