小堺一機、師匠欽ちゃんの教え明かす
タレントの小堺一機(60)が25日、東京・渋谷のNHKでドラマ「初恋芸人」(3月1日~午後11時15分)の発表会に、柄本時生(26)、松井玲奈(24)とともに登場、売れない芸人時代の苦労話と、師匠・萩本欽一からの“教え”を明かした。
小堺の役は、かつては大物芸人として売れていたが、今は落ちぶれてしまった山形ツチノコ役。小堺自身も若い頃は「スタッフ10人で客が3人というライブを経験したことがありますから。暗転するとお客さんが帰ろうとしちゃうから、すぐ明るくして帰さないようにしたりして」と、当時の苦労話も明かした。
ドラマの中では爆笑を誘ったネタが、別のところではまったく受けないというシーンがあったそうで「実際ぼくもそういう経験をした。今、大学生の人から、間を外すと、同じネタでも受けないって教えてもらったんです」と、現在駒澤大学に通う師匠・萩本欽一から“間”の大切さを教え込まれたと告白した。
また、直接的な言い方をしないよう、同じものを見ても何パターンも言い方を考えるようにも指導されたという。「太っている人を見てデブですね、といってもダメ。お風呂の水は少なくて済むんですか?とか、とにかく言い回しをたくさん考えました」と話し、今回のドラマでも、師匠・欽ちゃんの“金言”を役作りに生かしたという。そんな小堺の言葉を、横にいた柄本は何度もうなずきながら聞いていた。