清原容疑者の先輩「まず入れ墨を消せ」
覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された清原和博容疑者のPL学園の1年先輩で、試合中の負傷から車椅子生活を送っているNPO法人「ホームベース」代表・清水哲さんが29日までに公式サイトにコラムを掲載、清原容疑者の更生を強く願い、「まず入れ墨を消す所から」と具体的な社会復帰への道を思い描いた。
清水さんは、清原容疑者のPL入学時から「お風呂に入る時もご飯を食べる時も常に一緒」などと、密接に付き合ってきた。先輩・後輩の関係というより、「清原が小さくなって着られなくなった服などをもらったり、バッティングを教えてもらった」こともある「弟のような存在」だったという。
共に高校日本代表に選ばれて韓国遠征した際には2人で街へ繰り出し、お揃いのTシャツを買った思い出もある。
そんな清原容疑者の転落に、清水さんは「同情する余地はない。しっかりと反省をして償って欲しいと思います」と、親しいからこそあえて突き放した。
しかしながら反省した上で「とにかく、入れ墨を消す所から始めないとダメだと思います」と、更生への第一歩を具体的に思い描いている。
今はただ「清原と会って色々な話がしたい。たわいのない話でいいからいっぱい話がしたい」と願っている。
清水さんは同志社大1年だった1985年秋、公式戦での走塁で首の骨を折り、四肢麻痺の重度身体障害者として車椅子生活を送ることになった。そんな清水さんに対して、PL時代の同級生らが中心となり清水さんを励ます「哲和会」を結成、後輩の桑田真澄氏と清原容疑者もたびたび顔を見せていた。清水さんは1997年に著書「桑田よ、清原よ 生きる勇気をありがとう」を上梓している。