モー娘。鈴木 米公演でまたも一番人気
モーニング娘。’16が27日(日本時間28日)、米テキサス州ヒューストンで開かれた日本のポップカルチャーを紹介するコンベンション「Anime Matsuri」に出演。2014年10月のニューヨーク以来、1年4カ月ぶりに海外ライブを行った。
全編英語詞曲「One And Only」など16曲を披露したが、集結したファン6000人から一番大きな声援を受けたのは、やはり海外人気ナンバーワンのぽっちゃりキャラ、鈴木香音(17)だった。
メンバー全員による英語での自己紹介で、鈴木がマイクをとり「ヒューストンに来て一番楽しみなのは、食べ物…ではなく、飲み物…でもなく、みなさんの笑顔を見ることです」とあいさつすると、地鳴りのような声援が。アンコールには自然発生的に起きた愛称の“ズッキ”コールが会場全体を包んだ。
鈴木は、国内では体形を自虐的に笑いに変えるユーモア担当だが、海外では圧倒的な人気ぶりを誇る。一昨年のNY公演でも他のメンバーよりひときわ大きなコールが起きたが、この日も“不動の海外センター”をキープした。
鈴木は終演後「まさかズッキコールが起きるとは思わなかったけどうれしかった」と大喜び。同期の生田衣梨奈(18)を「私もニューヨークより声援が大きかったけど、香音ちゃんを超えることはできなかった」と悔しがらせた。
鈴木は5月31日の全国ツアー千秋楽を最後にグループを卒業。芸能界も引退し、「福祉関係の仕事をしたい」という新たな目標に向かう。この日は手紙を読み上げる形で、改めて米国ファンに卒業を報告し「卒業前に12人でヒューストンに来られたのがとてもうれしい」と話すと、寂しがるため息が漏れた。
「私にとって今回がモー娘。での海外公演は最後。今まで海外の方からすてきな思い出をもらったけど、今回新たにすてきな思い出ができた」と感謝した鈴木。公演の合間にはジョンソン宇宙センターの施設を見学したり、ステーキなど地元料理に舌鼓を打ったりと、満喫した様子だった。